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また日が空いた。
2日目。当然のようにほどほどにしか起きられなかった僕ら。


男女それぞれ3人の6人組で未だかつてないリア充感を振りかざすブルックリンのバンド。左右の女の子2人は楽器も持たずにマイクから離れてノリノリでいたりと、いなくてもいいんじゃないか感全開のかわいさ。全体的に女の子が身近にいそうでずるい。よかったです。

07と同じく今年も芝生に寝っ転がって観ることになったKULA SHAKER。Hush前の「いち にー さん しっ!」とか、恐るべき安定感。クリスピアン王子は健在でかっこええがしかし、自分でギターをぶん投げてから少し慌ててたのはかわゆすでした。

ひどい時調子のいい時はマイクでピアノを殴るらしい、ジャズシンガー兼マルチタレントな人。RadioheadのHigh and Dryのカバーがシャレオツすぎてなんだか。


あまりにグリーンで寝っ転がりすぎていたことに不安感を覚えたあたりでちょうどやってたのでレッドマーキーへ。
初期しか知らなかったけど、最近は垢抜けた感とコーラスのせいで若干ハードロックみたいになってて昔のほうが好きだとか思ってしまった。でも上記の昔のやつが聴けて満足。

  • JOHN FOGERTY


発表当初名前を聞いて誰だかわからなかったのだけど、曲を幾つか聴いて知ってるの多くてびっくり。元CCRの人。クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルとか覚えられない。
Roy Orbisonの「Oh, Pretty Woman」とかカバーしてて、これがまた良かった。

  • DEREK TRUCKS & SUSAN TEDESCHI BAND

NarasiratoのあとにONE DAY AS A LIONでも観ようかとシチュー食べながらぼんやり思ってたら入場規制がかかっていたので、諦めてヘブンへ。気付いたらまた雨が降り、当然のようにレインコートに染みてました。「Have You Ever Seen The Rain?」とか、もうHell Yesだわ。
とそんな感じでMGMTまでのつなぎでヘブンで観たのがDerek Trucks & Susan Tedeschi Band。一糸乱れぬツインドラムに圧倒的な演奏力。贅沢でした。これを見ていた人は、これが一番の目当てという人も多かったのだろうな。雨が小雨に。


これも入場規制。寸前なんとか入り込めて、端っこから移動しながら観る。期間限定のアルバム全曲試聴でヘビーローテーションしていたおかげで、楽しかったし、聴きたかったBrian Enoが早くに聴けて満足。ライブは下手だからって賛否両論らしい。最低限上手いからいいと思うけどなー。確かに今回は演奏上手いバンド多いから余計目立つかもしれんけど、そこまで求めなくたって全然かっこいいじゃないか。と思うのは自分が演奏下手だからでしょうね。
疲れと後ろのカニンガムを見据えて、5曲くらい聴きながらグリーンの方へ。

そこまで詳しくなくて、ただの変態映像作家さんとだけ認識していたカニンガム大先生。先日もPitchforkで「The Top 50 Music Videos of the 1990s」(The Top 50 Music Videos of the 1990s | Pitchfork)なんてのをやってて、その1位がAphex Twinの"Come to Daddy"だったけど、これがカニンガム作品。

Pitchforkが好きなんかな。9位のBjork"All Is Full of Love"もそう。

さて、話は戻って2日目の夜中にグリーンステージで繰り広げられたのは、変態VJでした。今でも脳裏に残ってる殴りあう裸の男女と変態ビートでいつもは平和でピースホーなグリーンステージがあんなことになるなんて。しかもみんなが帰る時間帯、絶対に通らないと帰れないあの場所であの映像。好き嫌いがはっきり分かれるだろうド変態イケメンですね。近くで食い入るように見てた子どもの将来を案じざるをえない。いいもん見れました。


そんなこんなで、ここまで3日間雨に打たれ続けた僕は、将来変態になるどこかの子どもよりも自分の身を案じることにし、やや早めに湯沢へと戻るバスに乗り込んだのでした。